メルル|乱暴に犯す

「いいか、お前が誘ったんだからしっかり咥えろよ」
「は、ひ」

ナマエはだらしなく舌を伸ばしながら間抜けな返事をした。
前々からやけに誘ってくるとは思っていたものの、別に好みでもないしタチの悪い冗談だと思っていた。
俺が相手にするには若すぎるし、第一に中国人なんて頼まれたってやりたくない。ああ、日本人か。どっちだって同じだ。
放っておいたらすぐに家に居着くようになって、勝手に飯を用意するからそのままにしておいた。荒れ放題の部屋は次第に整理されていって、白いラグなんか敷きやがるもんだから、ドアマットを買うハメになった 。そのうち得体の知れない感情が湧いてきて、気分に任せてキスをしたら、なし崩しにこの状況になったわけだが。
ボトムを少しずらして勃起したそこだけを露出したままソファに身を預けていると、ナマエのうねる舌が絡みついてくる。

「はは、」
「んっんっ」

膝の間にうずまったナマエは、両手を使いながら顔を前後にグラインドして俺のものを咥えた。
今更だけどこっちの女に比べるとかなり華奢に見える。今は盛りのついた野生動物のようだけど、よく見れば結構かわいらしい顔つきだ。好みではないがモノ好きな男が集りそうな顔ではある。そんな女がなんでまた俺に目をつけたのかはまったくわからない。

「ああ、意外と上手いな」
「ふふ、」

頭を撫でると、ナマエは嬉しげに微笑んだ。
喉の奥がキュッと締まり、体液が持っていかれる。このまま果てるのも悪くないが、せっかくだからナマエを味わってやろうという気になってきて両腕を引きあげた。
強制的に俺のものから口を離すことになったナマエは不愉快そうな表情をしたものの、俺がその気だとわかるとまた微笑んで下着を脱ぐと馴れ馴れしくも俺の首に腕を回した。

「メルル、好きよ」
「興ざめするからそういうことは言うんじゃねえよ」
「、そうだね」

少し悲しげに見えた顔が俺に近づき、許可もなくキスをした。
俺をつき動かした得体の知れない感情がムズムズする。居心地の悪い感じだ。
それだというのに俺の主張は治まることなく、俺の膝に跨ったナマエの内ももにピタピタと触れて汚していった。

「いいの?」
「なんだよ今更」
「だって、メルル」
「もったいぶってんじゃねえよ、ビッチ!」
「っヒア!」

焦らしてるつもりかなんか知らんが、肉のひだに擦り付けられたまま一向に収まる所に収まらないそれを、無理矢理ナマエの中に押し込んだ。
なかなかきつい。半分以上挿れた所で行き止まった。
ナマエを見ると目を細めて何かに耐えるような表情をしている。まるでもっといたぶれと言われているような気がした。
腰を掴んで最後まで押し込むと、悲鳴のような声をあげたナマエが俺の首にすがりつく。

「おいおい、」
「ああっ、あ、こんなの」
「大袈裟すぎる」
「アメリカ人とは初めてなの、っうう」
「日本の男は情けねえな」

僅かに腰を突き上げると、ナマエは中に擦り付けるように腰で円を描き、俺のものはまたギュウと搾り取られるように締め付けられた。先端がナマエの奥璧で擦れるのがもどかしい。
焦れてイライラするが、何かに耐えるような表情をしているナマエを見ているとこれはこれで有りかもしれないと思った。

「よう、早く俺をイかせてくれよ」
「だって、んっ、もうちょっと」

相変わらずもどかしい動きを繰り返すナマエの腰が、次第に大きく動き出す。それでも俺を満足させる動きとは到底言えず、焦れているには変わりない。このままナマエに責められていろというのは酷な話だ。
俺に跨るナマエをいいことに、両太ももを抱えて立ち上がる。見た目通りで軽い。歩く度に振動で深く突いた。
ナマエの喘ぐ声はやはり悲鳴のようで、こいつから誘ってきたというのにまるで俺が犯しているような気になる。ベッドに放る頃には息も絶え絶えに浅く乱れた呼吸を繰り返していた。

「ケツ向けろ」
「ん、はあはあ」
「貧相なケツだな」

服を脱ぎながら命令すると、ナマエは素直に平伏した。ぱしっ、と独特な音を立ててナマエの尻には俺の手形が残る。
ヒクヒクと蠢く肉ひだが異様に淫靡に見えた。

「どうして欲しい、ビッチらしく言ってみろよ」
「挿れて、」
「そんなんじゃ盛り上がんねえだろ?」
「、メルルのが欲しいの、お願い……」

いつも俺にじゃれてくる様子からは想像もつかないほど弱々しく震えた声で、それが何故か無性に堪らなく、考える間もなくその細くて華奢な背後から覆いかぶさって再びナマエの中に己を埋めていた。
奥まで突っ込んでぐりぐりと擦り付ける度にナマエは声にならない声を漏らす。
時々恐らく日本語らしい言葉で何かを言っていたが、意味はわからなかった。

「あ、はっ、あっあっ」
「慣れてきたか?」
「んんっ、だめ、だめ、」
「なんだ犯されたいのか、とんだ変態マンコだったな」

思わずにやりと顔が歪んでしまう。耳の裏にキスすると、細い首がぴくんと震えて中が締め付けられた。起き上がって腰を掴み、乱暴に打ち付ける。

「念願のお味はどうだ?」
「あっ、あっ、おっき、」
「ちゃんと味わえよ、」

腰を打ち付けながら時々尻を叩いた。
弾ける音が響く度にナマエの中が収縮して俺を締め付ける。貧相な尻の肉を掴み広げると、丸見えになった尻の穴がまた誘うようにひくついていた。
どこで仕込まれたか知らないが、感じる体にされていることに少しばかり腹が立つようなモヤモヤとしたよくわからない新たな得体の知れない感情が沸き起こるような気がした。
その感情に任せて尻を叩くと、一層強くなった締め付けが俺に絡みつく。

「ビッチ、誰にセックス教えてもらったんだ?」
「やだぁ」
「他の男でも感じてたんだろ?」
「やめて、メルル……」
「俺のはどうだ?」
「んっ、は、あっあっ、いい、すごい、大好き」

揺れる小振りな胸を掴む。小さいくせに乳首は勃起していて、それが逆に興奮する。
耳元に唇を寄せると、それだけでナマエは震えた。逃げるように捩る顔を無理矢理押さえつけてキスをしてやったら、腰のリズムに合わせてピシャピシャと水音がほとばしった。

「なあ潮噴いてるぞ」
「気持ち、い、メルル、もっと、もっと欲しい!」
「クソビッチ覚悟しろ」

半ばやけくそだったかもしれない。
ダメ押しと言わんばかりにクリトリスを捏ねて腰を打ち付ける。肉と肉がぶつかる音が激しくなると、比例してナマエの締め付けも増した。

「んっ、はあ、はあ」
「あっあっあっ、いく、いっちゃう、メルル!」
「っ、っ、ナマエ」
「あっあっメルル!」

きつくなった締め付けがそのまま収縮し、俺の方も限界が近づく。
引き抜いて尻にぶっかけようと思ったが、キッチンカウンターに置いてあったピルのシートを思い出し、ギリギリまで引き抜いていたのをまた子宮口目掛けて押し込んだ。
ナマエの悲鳴と一緒に、俺の先端はナマエの膣内に体液を放つ。

「あっ、はあ、は、メルル……」
「……他の男の所なんか行くなよ」

出すもの出して最初に思った言葉を告げると、ナマエは「好き」と言って俺の手を握った。

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