DEAR.三蔵 01|自慰

※夢主が悟浄をおかずにして自慰をしているだけの誰得な話です。飛ばしてもまったく問題はありませんので、苦手な方はスルーしてください。次のお話はこちら

 

ただマッサージしてもらっていただけなのに、三蔵に怒られた。どうやらベアトップのミニ丈を着ていたのが逆鱗に触れたらしい。ちょっとは文句言われても仕方ないにしても、あんなキレるとは思わなかった。
かけてもらったタオルケットから、三蔵特有のありがたい香りがする。

「……おかずかな?」

くんくんしてると変な気になる。自分以外の人の香りは一番の媚薬かもしれない。
この謹慎は三蔵がくれた、私が自慰するための謹慎なのだ。なんだそれ。私は明日みんなに「昨日自慰しちゃいました!」みたいな顔で挨拶するのか? それってどんな顔?
でも限界だったのは確かだし、もうこうなった以上、やってもやらなくても「ゆうべはお楽しみでしたね」になるならやった方がいい。
こんな騒動があった後じゃ、もう誰も訪ねては来ないだろう。多分お隣の事はスルーする雰囲気になっているはずだ。さすがに大声は出さないけど、ある程度配慮して嗜む分には何ら問題あるまい。

ベッドに仰向けに寝転んで指先だけでお腹を撫でると、自分の指なのになんか変な感じがする。多分このタオルケットのせいだ。
胸元に指を滑らせて、既に硬くなりつつある先端を弄ぶ。きゅっと摘むと、膣の奥から粘着質なそれが滲み出ていくのを感じた。

「はっ。あ」

自分の指なのに、こんなに快楽に誘われるなんて思ってなかった。余程溜まってたらしい。
この手がもしも悟浄の少しカサカサした骨ばった大きな手だったら。きっと私にキスしながら下半身に手を伸ばす。悟浄はいきなり脱がしたりしない。ウエストから手をねじ込んで、ショーツの上から擦るのだ。中指の腹をクリトリスの下に突きつけて僅かに円を描くようにグリグリと。

「ん、ん」
私が悟浄の首に腕を回してせっつくと、ようやく脱がしてもらえる。胸の先端を吸われながら、直に触れる指先に悶えるのだ。私が誘うように腰をくねらせると、少しだけ指先が埋まってしまい、そこで焦らすように振動する。クリトリスに添えられた親指が優しく撫で滑り、私は声を我慢することができない。

「あ、あ、欲しい」

オネダリすると、悟浄は喜ぶ。でもまずは指からで、1本から徐々に慣らされて天井のザラザラの所をひっかく。ひっかかれるたびに声が我慢できなくて、それを煽るようにクリトリスへの愛撫も止まらない。
悟浄は私がイくまでちゃんと見ててくれる。「イく」って言ってからイけると、ご褒美にキスが貰えるのだ。
一度イったら次は私の番。猛った男性器を取り出して、最初はぺろぺろする。適度に潤ったら少しずつくわえていく。悟浄は喉の奥までくわえて唾液を飲み込むようにするのが好き。早く挿れてほしくて寸止めのようなことを繰り返すと「欲しいの?」って笑うから「欲しい」って言うと、また深い深いキスをくれて、やっと悟浄と繋がれる。

「はっ、」

平均的な太さだけど、ひとより長いから奥まで一気に届いてしまう。子宮口を突きながらちゃんとクリトリスの愛撫も忘れない。もう片方は指を絡ませながら頭の上に持ってかれ、脇を舐めたりするのに笑ってしまう。幸せ。
体はもちろん心も脳みそも気持ちよくて、軽く深く何度もイく。悟浄がイくまでずっと。

「ひっ。んん、」

膣の奥でドクンと脈を打ち、心臓の音に合わせて悟浄の精液が私の中に広がる。

「っはあ、はあ」

…………性欲の波が鎮まったあと、私の中から出てきたのは悟浄の性器ではなく自分の指だった。べとべとの体液が絡みつき、甘酸っぱい愛液の香りがする。
虚しい以外、なんだというのか。
悟浄、大好き。
なんで私はこんな。
大好きなのに。

多分私はもうずっと、今後一生、悟浄と交わることはないだろう。
全部妄想の悟浄。私だけの悟浄。でも、本物じゃない。本物は私の事、愛してなんかくれない。妄想の中ではあんなに幸せなのに、終わった途端こんなに悲しくなるなんて、やんなきゃよかった。
枕元に置かれたタオルケットから、三蔵の香りがした。

「三蔵……」

助けて。あなたのお経が聞きたい。

タイトルとURLをコピーしました