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志音くんは男の子

瀬尾先生の研究のお手伝いの一環として、研究室メンバーに参加するようになり数ヶ月。私はすっかり瀬尾研究室がお気に入りだった。 ひかるくんの趣味なのか早乙女さんの趣味なのか、研究室はかわいらしいもので溢れている。置いてある雑誌もヘアサロンかと...
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新堂さんと聴診器を巡る攻防

ひどく苛立つ様子でいつもよりも3割増しに深くした眉間のシワを震わせ、新堂さんが私を睨んでいた。 「いい加減にしろ」 「むっ、無理ですぅ、平気ですうう……」 布の隙間からその様子を覗いていた私はというと、あまりの恐ろしさと羞恥心に全力で...
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秀さんが司さんに嫉妬する瞬間を目撃した夏樹

もはやこの課で見られるおなじみの光景として話題にもならないのが、同期の]と司さんの逢引である。ああ、逢引とかいうと怒られるんだっけ。でも男女が密会してたらそれは逢引じゃないのかな。 「刑事が情報を横流しするなどあってはならないんですよ」 ...
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関さんは腰フェチ

「んっ、は」 「つらい?」 「だいじょ、ぶ、です」 既に一回果てているにもかかわらず、大輔さんは疲労のヒの字も伺わせないくらい余裕の表情で私を覗き込んだ。 いたずらっぽく笑う年上の彼が見られるのは私だけの特権。 ……そして、この笑...
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九条さんと真夜中の使用人見習い

いろいろあって知り合いの伝手(ツテ)からこのお屋敷にお世話になるようになって三ヶ月ばかり、毎日ここで寝泊まりしているだけあっていろいろな事に慣れてきた。 宮瀬さんは優しいし、桐嶋さんは頼りになるし、新堂さんは…… 特になんということもない...
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羽鳥と乱闘してRevelに見守られる

「本っっっ当クソ野郎!最低! バカ! ハゲ!!!!」 「ちょっ、と、ハゲはやめて」 羽鳥はずるい。いつもこっちを試すような言葉ばかり使って、自分は本心なんか言わない。というか、本心を言っていたとしても嘘だって事にする。そうやってすぐに逃...
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誠先生は担当を離せない

それは俺にとって悲報…… どころか凶報にも取れた。いつもの担当編集者が復帰するらしいのだ。実家の親の都合で一時的に故郷に帰っていた元・担当編集者が。元ではなかったようなのだ。おかしい。俺はずっと彼女に担当してもらうはずだったのだが? 『違...
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由井さんの料理教室

どういう話の流れだったか忘れてしまったが、あの日青山さんが孝太郎さんに 「彼女のために料理くらい作れて当たり前だろ、愛想つかされるぞ」なんて言って以来、孝太郎さんに謎の火がついてしまった。 今まで料理になんて微塵も興味を示さなかったという...
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神楽さんが手編みに憧れる

冬物のデザインを考えるとき、彼女のアトリエを訪れるのはそれほど珍しい事ではない。 もう何度もここに足を運び、ふたりでラフを描いたり素材のカタログを見たりサンプルを触ったり、何時間も同じ空間に居た。 休憩中にニット作家の彼女が息抜きと称し...
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あおぴょんの料理教室

骨ばった長くて綺麗な指が、私の中指に丁寧に絆創膏を巻いた。そのまま絆創膏の上に重なり、患部を温めるように包み込む。 「不器用だ不器用だとは思っていたけど、“猫の手”作って皮を削ぐとは」 「すみません、せっかちで」 「もう二度とお前に料...
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