TWDダリル|トリム 「めんどくせえ」 「そんなこと言って何ヶ月もほっとくからこんなことになってるんだよ」 「……別にいいだろ、困ってない」 帰宅直後に私のヘアゴムで侍みたいな髪型にしているのは困っているとは言わないのだろうか。前に髪を切ったのはいつだった... 2017.08.01TWD夢
fkmt会長|もしもの話 まさか夢が叶うとは。 ふたりきりで出かけられるなんて。 しかし肝心の彼はあまり機嫌がよろしくない様子である。 「はー、情けない」 「私はそんなこと思ってないよ、こうしてドライブできるだけで楽しいし」 「返還なんぞしなければよかった... 2017.08.01fkmt夢
fkmt一条|ツバメ そろそろ潮時だろうか。 なんて、何度考えたかわからない。 彼がいなくなって1ヶ月目に。付き合った記念日に。大晦日に。 節目節目に暗い気持ちになるし、そうでなくても急に虚無感に襲われる。 「今日は遅くなると思う、ちょっと楽しみな仕事が... 2017.07.26fkmt夢
TWDメルル|帰郷 10年前の私はまさかまたここに来ることになるとは思っていなかったし、15年前の私はまさかとなりにアメリカ人の彼氏がいるなんてそれこそ想像もしていなかった。 久しぶりの故郷はそれなりに変わっていて、街を歩くだけでは懐かしいとかそういう気分に... 2017.07.26TWD夢
TWDメルル|不発弾 今日は帰りが遅いと心配していたら、連絡もなしに午前様でダリルに担がれて帰宅した。 どう見ても酔っぱらいのそれで、白い肌が真っ赤になっている。寝てるか起きてるかもよくわからない。 「大分酔ってるから適当に転がしとくぜ」 「ありがとうダリ... 2017.07.20TWD夢
DiamànteDiamànte:今際の約束 「ヒッ!!!」 自分でも信じられないような声が出た。 意識を失うように寝こけていた所から目覚めれば、目の前にこの部屋の主が腕を組んで座っていたからだ。私が起きてその彼と目が合うと、お目覚めか、と言ってにこりと笑った。 な、なにかもてな... 2017.07.20Diamàntefkmt夢
fkmt一条|彼の庇護 後悔というものは、往々にして先に立つことはない。 働くなら給料が高い方が良いに決まっているなどという、上京したばかりの自分の愚かさときたら後悔してもしきれない。 幸か不幸かある程度恵まれた環境で育ったのも良くなかった。帝愛グループのこと... 2017.07.14fkmt夢
TWDメルル|作戦 その日を知ったのは]が俺の家に住みだして2年目のことだった。 今考えてみれば1年目に俺の誕生日を祝ってくれた時に聞いておけばよかった。あの日は人生で初めて幸せを感じた誕生日で、とにかく擽くすぐったいようなむず痒いような気分でそれどころでは... 2017.07.14TWD夢
fkmt和也|愛人の人 珍しく街の中で親父に出くわしたかと思えば、たまには一緒に食事はどうかと誘われて、ついてきてしまった。 用事もなかったし、まあいいかと思っていたが、愛人が一緒ならそう言えよとちょっと親父のデリカシーのなさにうんざりした。 「]は好きなもの... 2017.07.08fkmt夢
TWDダリル|When You Wish upon a Star 「書けた?」 「そんなすぐに思いつかねえ」 ]に紐がついたチケットみたいな細長い紙を渡されて、願い事を書けと言われて小一時間。 一向に思い浮かばず、]が隣で待っているのが段々申し訳ない気持ちになってきた。窓辺にはガーデニングの店だか花... 2017.07.07TWD夢