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メルル|難儀

ほどよく雲があって日差しも穏やかな初夏の陽気はみんなの気分を明るくさせる。もちろんそれは私たちも例外でなく、子供たちがはしゃいで水浴びをしている所からそう遠くない場所で釣り糸を垂らしていた。 「いいなあ、子供は」 「バカ、水浴びなんかや...
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ダリル|タイムカプセル

※ダリルがジャンキー、夢主=メルルより少し歳上、結ばれない 「いつまで寝てんだ!!」 「……寒い」 俺がなにか言おうが言わまいがまるで関係の無いことのように毛布が剥ぎ取られ、眩しい光が瞼を直撃した。 自らの手では絶対に開...
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ダリル|馬鹿

※若干(当社比)のキャラ崩壊有り この感情になんかしら名前をつけるとすれば、それはジェラシーというやつだろう。多分。 「いやぁ、えへへ…… そんなことないです」 「照れることないのに、キミのボーイフレンドが羨ましいよ」 「やだもう、...
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メルル|wish

朝からずっと甘ったるい香りが部屋どころか家中を占拠して、体に染み付いていくのがわかる。発生源は]がうろちょろしているキッチンだ。昨夜はドイツの伝統がどうのこうのと言って張り切っていた。 「見て見て、ほら、上手に焼けたでしょ!?」 バタバ...
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ダリル|絵日記とラブレター

「わあ」 思わずドラマみたいな反応をしてしまった。 久々にやる気が出たので家中を片付けていた所、ボロボロのスケッチブックを見つけたのだ。私は絵なんか描かないし、ともすればこれはダリルのものである。悪いなあとは(少しだけ)思ったものの、ほ...
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メルル|カルマ

※夢主既に死んでます、悲しいお話、夢というかただの二次創作メルルの独白です、苦手な方注意 「戻る場所なんかない」 そう突き放してミショーンを車から下ろした。最初からこうしていれば良かったのかもしれない。似合わないことはするものじゃないと...
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メルル|過保護

ちょっとした違和感から始まって、あっという間に世界は壊れた。 当たり前が当たり前じゃなくなった世界は、クソみたいにも思うけど、本当は意外と嫌いじゃないって思ってる。こんなこと誰かに言ったら多分怒られるだろうけど。 「やっぱり一人で待って...
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メルル|木曜日

毎週決まった時間に現れるガラの悪いお客さんは、いつも右から二番目のカウンターに座る。 「いつもの」 「お好きですね」 「この歳になると飲み物は決まるんだ」 「そういうものですか」 ロックグラスに欠いた氷を入れてウィスキーを注ぐ。い...
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メルル|犬も食わない

「拗ねんなよ」 「話しかけないで」 「俺の前で喧嘩するな」 「お前は黙ってろ」 本当に迷惑なやつらだ。 ]の物を勝手に食った兄貴も兄貴だが、俺の家のキッチンで菓子作りばかりしている]もどうかしてる。 自分ちでやれ。うちのキッチン...
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メルル|なくしもの

ギコギコ、ギーコ…… ギコ…… 錆びた金属が擦れるような不愉快な音が耳について布団から飛び起きると、結構いい時間になっていて驚いた。 間もなく昼を迎えようとしている。エアコンをガンガンにかけて寝ていたおかげでとても良く眠れた。目覚めはよ...
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