DEARDEAR.悟空 09|宝 ]が泣きそうな顔をして笑った。 ]の「抱いて」という言葉の真意を、俺はまだ汲み取ってあげることができない。つい数十分か一時間かそこら前、暴漢に襲われた]の破壊衝動なのかそうでないのか、どんな風に抱けば]が満たされるのか、俺にはわからなかっ... 2018.10.31DEAR夢最遊記
DEARDEAR.悟空 08|瞬間 どう見ても弱点にしか見えないのにもかかわらず、不思議と私を狙う妖怪が少なかったせいで油断していた。 悟浄は浴場に行き、私は部屋に一人だった。大した時間じゃなかったし、今まで何度も同じ状況があったし、悟浄が悪いわけじゃない。その隙を狙う妖怪... 2018.10.23DEAR夢最遊記
DEARDEAR.悟空 07|昼 わざわざ言うのも違う気がして、悟浄と八戒には何も言わなかった。 だって今までと何も変わらない。まあたまにはくっついたり手繋いだりすることはあるかもだけど、今までだって]のこと好きだったし、これからも同じだし、遠慮されたり気遣われたりするの... 2018.10.23DEAR夢最遊記
DEARDEAR.悟空 06|閃光 最近良いペースで村に宿泊できている。 野宿続きだったあの日々が嘘のように穏やかな毎日で、ちょっとした旅行気分にすらなった。宿に泊まれる日が続くとみんな機嫌が良くなるのも有難い。 全員分の洗濯物を干して、手伝ってくれた悟空とおやつ片手に散... 2018.10.18DEAR夢最遊記
DEARDEAR.悟空 05|是故空中 頬を染めて俯いて、眉間に皺を寄せながら、そんなセリフをこいつから聞く羽目になるなんて、誰が想像しようものだろうか。 「……」 「なんか言ってくれよ、三蔵」 「なんか」 「そうじゃなくて」 悟空は照れ隠しするように怒っている。その様... 2018.10.18DEAR夢最遊記
DEARDEAR.悟空 04|棘 「ごめんね、お待たせ」 「早く乗れ、さっさと行くぞ」 「ヘイヘイ」 ジープに戻ってきた]の肩を、悟浄が抱いていた。それはいつもどおりの自然な光景で、悟浄が先に乗り込むと]の手を引いてこれで全員ジープに乗り込んだ。 俺の隣に悟浄が乗っ... 2018.10.13DEAR夢最遊記
DEARDEAR.悟空 03|回想 私は昨夜、なにやらすごい経験をしてしまったように思う。これを欲求不満極まれりとするか否かはまだわからない。 無骨であまり手入れのされていない硬い指先の感触が、まだ首筋と手に残っていた。 「こんなに綺麗じゃなかった」 谷底に足を投げ出し... 2018.10.13DEAR夢最遊記
DEARDEAR.悟空 02|斑 三蔵には深入りするなというような事を言われたけれど、最近の]の様子を見ていて黙っていられずついに聞いてしまった。 ]は何か悩みを抱えてるんじゃないかって思う。 もしかしたら、俺たちとの旅が辛いんじゃないか。当たってたら嫌だけど、でも]が... 2018.10.09DEAR夢最遊記
DEARDEAR.悟空 01|満月 散々な目に遭った。せっかくマッサージを楽しんでいたのに指圧師は強制帰還だわ気分は台無しだわ、悪いことなんて何もしてないのに三蔵に怒られた。理不尽だ。 三蔵の気遣いは有難いけれど、あんな風に邪魔される可能性があるのではおちおちひとりで致すわ... 2018.10.09DEAR夢最遊記
DEARDEAR 悟浄|リバース 「ロン、タンピンドライチ」 「ぎいいいい! もうやめる!」 久々に麻雀したいという話になって、その辺の暇人を誘って賭けナシ麻雀をした。その結果がこれだ。]は発狂にも似た悲鳴をあげると半泣きになりながら俺を睨んだ。 付き合ってくれた二人... 2018.10.06DEAR夢最遊記