aoyama

Diamànte

Diamànte:今際の約束

「ヒッ!!!」 自分でも信じられないような声が出た。 意識を失うように寝こけていた所から目覚めれば、目の前にこの部屋の主が腕を組んで座っていたからだ。私が起きてその彼と目が合うと、お目覚めか、と言ってにこりと笑った。 な、なにかもてな...
fkmt

一条|彼の庇護

後悔というものは、往々にして先に立つことはない。 働くなら給料が高い方が良いに決まっているなどという、上京したばかりの自分の愚かさときたら後悔してもしきれない。 幸か不幸かある程度恵まれた環境で育ったのも良くなかった。帝愛グループのこと...
TWD

メルル|作戦

その日を知ったのは]が俺の家に住みだして2年目のことだった。 今考えてみれば1年目に俺の誕生日を祝ってくれた時に聞いておけばよかった。あの日は人生で初めて幸せを感じた誕生日で、とにかく擽くすぐったいようなむず痒いような気分でそれどころでは...
fkmt

和也|愛人の人

珍しく街の中で親父に出くわしたかと思えば、たまには一緒に食事はどうかと誘われて、ついてきてしまった。 用事もなかったし、まあいいかと思っていたが、愛人が一緒ならそう言えよとちょっと親父のデリカシーのなさにうんざりした。 「]は好きなもの...
TWD

ダリル|When You Wish upon a Star

「書けた?」 「そんなすぐに思いつかねえ」 ]に紐がついたチケットみたいな細長い紙を渡されて、願い事を書けと言われて小一時間。 一向に思い浮かばず、]が隣で待っているのが段々申し訳ない気持ちになってきた。窓辺にはガーデニングの店だか花...
TWD

メルル|徒花

※死ネタではないですが、ちょっと悲しいかも? 「ねえメルル本気で言ってるの?」 「当たり前だ、お前は俺に従ってればいいんだ」 「でも悪い人たちじゃないと思うよ、大丈夫だよ、考え直して」 「お前に何がわかるんだ、いいか、俺に従え」 ...
OP

クロコダイル|失言とか後悔とか

私の居場所は広い屋敷の広い部屋から、大きな船のほかの部屋より広い船長室になった。 “広い”と言ったって、かつての自室に比べればクローゼットのような大きさだけど。 クロコダイルがこだわったベッドとデスクが殆どのスペースを占領していて、私の...
TWD

メルル|食卓

「これ着て!」 「マジで言ってんのか」 ]は素晴らしい笑顔で俺にそれを差し出した。 カーキ色でシンプルなデザインではあるものの、それは今までの人生に縁のなかった代物だ。 「なあハニー勘弁してくれよ」 「なんでよ、普通に似合うやつ買...
Diamànte

Diamànte:本懐

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TWD

ダリル|ヨハネ

立派なのか駄目なのかと聞かれたら、それはもう立派な駄目人間だと思う。 親に紹介なんて絶対に無理。紹介する親もいないし、まあそれはいいんだけど。 今日も私をほったらかしにして、メスを流しにクラブに行った。治安の悪い場所にあるそのクラブは、...
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